あんこ餅作ったよ
11月24日、国際協力田運動に参加している長野市の川田小学校の収穫祭をのぞいてきました。
田んぼの水持ちを良くする畔(あぜ)シート張り(4月)に始まり、田植えから稲刈り、脱穀まで、半年余にわたった一連の米(もち米)作りの総仕上げです。地元で米を作る手塚耕造さんら有志の支援で、米作りを体験した5年生、23人が、収穫したもち米でついてもらった餅であんこ餅を作りました。
餅をつくには、前日からもち米を水に浸し、十分吸水させた上で蒸かしておく必要があります。この日は手塚さんが自宅で浸したもち米を用意しました。蒸かし器1台で6升分です。
「以前は蒸かし器を5台ぐらい並べて、全校分の餅をついたこともあったなぁ」と手塚さんは懐かしそうです。昨年までは地区の遊休田対策で米作りを主導していた有志でつくる「川田宿を考える会」が川田小学校での米作りも支援していました。同会は、メンバーの高齢化で解散。今年は手塚さんがメンバーに声を掛け、活動を続けました。
蒸かしたもち米は餅つき機で餅に。これも以前は臼と杵でついたこともありましたが、メンバーの高齢化で「体力的にきつく、続きませんでした」(手塚さん)。
蒸かし器や餅つき機を使っておもちをつくる手塚さんら
つきあがった餅を調理室に運んで、これからが子どもたちの出番です。あんこ餅につけるあんこやきな粉、ゴマは、お母さんたちが事前に用意してあり、準備は万端。つきたての餅は熱々で、取り分ける作業は一苦労でしたが、ここは先生やお母さんたちが頑張ってくれました。
餅を丸めてあんこ餅を作る子どもたち
大きな塊から餅を取り分け、丸めて餡をつける子どもたちの作業は20分ほどで終了。米作りを世話してくれた手塚さんらに、感謝の言葉をささげ、お礼に自分たちで考えた米のキャラクターカードを配りました。
手塚さんらに感謝の言葉を伝え、オリジナルキャラクターカードをプレゼント
子どもたちがデザインしたお米のキャラクターカード
川田小学校の学校田での今年の収穫は、4㌃強でもち米約300㌔。大半を父兄らに分け、教材費などの一部にする一方、国際協力田運動の支援米として子どもたちのメッセージを添えてアフリカ・マリ共和国に届けます。